Our Story
「中国のワイン?」
最初は、笑われることがあります。
私も、最初はそうでした。
南京、上海、深圳——7年間、中国でビジネスの最前線にいた私は、
現地で出会った1本に、静かに驚かされました。それは、私が持っていた
「中国」へのイメージを、音もなく塗り替えるものでした。
Curator's Story
ヴィニバース株式会社
代表取締役 石川 雪絵
南京への留学1年、中国でワイン販売に従事して7年。
合計8年間、この国の変化を肌で感じながら生きてきました。
私とワインの出会いは、華やかなものではありません。現地でのビジネスの席、取引先との会食、異文化の理解、——そういった日常の中で、気づけばグラスを重ねていました。飲み方を学んだのではなく、飲む文化の中に自然と入り込んでいた、そういう8年間です。
激動の8年でした。ボルドー一辺倒だった評価軸が、ブルゴーニュへ、ナチュラルワインへと急速にシフトし、消費者の目が肥えていくのを間近で見ていました。食とワインの関係も変わりました。洋食の席だけでなく、中国各地の郷土料理とワインをペアリングするレストランが次々と生まれ、高級店のワインリストに中国産が並ぶことも珍しくなくなりました。その変化の只中で、迦南酒業(Canaan Winery)のワインに出会いました。好奇心のまま懐来の畑を訪ね、醸造家と対話し、グラスを傾けた瞬間、確信しました。
これは、日本人が知るべきワインだ。私はワインの専門家ではありません。でも、中国という国を、ビジネスの現場で8年間見続けてきた人間として、「本物かどうか」を見極める目と、「これは伝えなければならない」という確信だけは持っています。
Viniverseという名前に、
込めたこと。
Vino
ワイン。単なる飲料ではなく、異なる文化や背景を繋ぐための、しなやかな「潤滑剤」であること。
Verse
詩・物語。一人ひとりの人生というかけがえのない「詩」に寄り添い、その物語を彩る存在であること。
Universe
宇宙。既成概念が弾け、新しい価値観が生まれる場所。国境や世代、概念を超え、どこまでも自由な世界が拡がっていくこと。
「未知を味わう、という知性。」
知らないを共に乗り越えていく。
ワインを通じ未知の世界を拡げていく。
それが、私たちの仕事です。
