中国ワイントップ100——2024・2025年連続評価が示す詩百篇の位置
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詩百篇・リザーブ・シラー 2019が、中国ワイン540本以上の審査を経てJames Suckling 2024年中国ワイン・オブ・ザ・イヤーに選出された。さらに2025年版では詩百篇・マスタリー・シラー 2022が2位を獲得。カナンワイナリーは2年連続でJames Suckling中国トップ100の最上位グループに位置している。
James Sucklingとは
1980年代よりWine Spectator誌のヨーロッパ編集長を務め、2010年に独立。年間数万本のワインを審査し、そのスコアはアジア・欧米のワインバイヤーやソムリエが購買判断の指標として参照する。香港・バンコクにオフィスを構え、中国・アジア市場への影響力は特に大きい。
95点という数字が意味すること
James Sucklingのスコア体系において、95点以上は「Must Buy(必ず購入すべきワイン)」に分類される。94〜90点が「Outstanding(傑出した)」であることを踏まえると、95点以上は世界市場で即座に注目を集める水準を意味する。
参考として、同スコア帯には以下のようなワインが並ぶ。
| ワイン | JSスコア | 参考価格 |
|---|---|---|
| 詩百篇・リザーブ・シラー 2019 | 95点 | 約¥39,600 |
| テヌータ・サン・グイドー・サッシカイア 2012(トスカーナ) | 95点 | 約¥45,000〜 |
| シャトー・コス・デストゥネル 2021(ボルドー) | 95点 | 約¥44,000〜 |
産地・品種・価格帯が異なるワインが同じスコア帯に並ぶ。スコアはあくまで品質評価の一指標に過ぎないが、詩百篇・リザーブ・シラーが国際的な基準において「世界水準のプレミアムワイン」として位置づけられていることは明確である。
選考基準と評価の意味

同リストは品質・価格対効果・入手可能性・「驚き(wow factor)」の4軸で総合評価される。シニアエディターZekun Shuai氏は詩百篇・リザーブ・シラーを「一貫性があり、ネオクラシカルなスタイルのシラー。印象的な凝縮感と深みを持ちながら、フレッシュさと磨かれたタンニンを兼ね備えている」と評した。
生産者であるカナンワイナリーについても同レポートは言及している。
「同ワイナリーは隣接するDomaine Franco-Chinois(中法酒庄、ドメーヌ・フランコ・シノワ)とともに中国トップクラスの生産者であり、半世紀前から発展してきたこの醸造産地のポテンシャルを丹念に表現し続けている」
2025年:詩百篇マスタリー・シラーが2位を獲得
2025年版(審査本数500本以上)では、詩百篇・マスタリー・シラー懐来 2022が2位にランクインした。カナンワイナリーの主任醸造家Zhao Desheng氏は2022年ヴィンテージを「8月・9月の温暖で乾燥した気候に恵まれた、祝福された年」と表現している。レポートの評価はこう続く。「強度・深み・豊かさと、フレッシュさ・俊敏さ・緊張感が融合した、より個性的なシラーの表現。マスタリークラスとして最高の仕上がり」
なお2025年版のレポートタイトルは「Building a New Benchmark(新たな基準の構築)」である。同レポートの序文でZekun Shuai氏はこう記している。「10年前、中国のファインワインとしての評判はせいぜい不確かなものだったが、今や中国のトップ生産者は世界の確立されたベンチマークと肩を並べるボトルをリリースしている」
2年連続評価が示すもの
2024年に1位、2025年に2位。単年の評価ではなく、懐来産区とカナンワイナリーが継続的な品質として世界に認められていることを示す結果である。中国ワインの産地・品種・スタイルの多様化が加速するなか、詩百篇は一貫してその先頭に位置している。LVMHのAo Yun、ペルノ・リカール、Penfoldsなど多国籍ワイン企業の中国産地への投資が続く現在、懐来産区の評価はさらに高まると見られている。
参考資料:James Suckling「Top 100 Wines of China 2024」jamessuckling.com(2024年11月23日公開)/「Top 100 Wines of China 2025」jamessuckling.com(2025年11月26日公開)
取扱い:viniverse.co.jp